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Friday.05.26.2023

川嶋あいよりみなさまへ重大なお知らせ

いつも川嶋あいを応援していただき誠にありがとうございます。

川嶋よりみなさまへ重大なお知らせがございますので、直筆コメントをご一読ください。
また、弊社スタッフ代表からのコメントもございますのでご一緒にお読みいただけますと幸いです。

みなさまの8月20日公演へのご来場、心よりお待ちしております。

【川嶋あいコメント】
応援していただいているみなさまにお伝えしたいことがあります。
先日発表したデビュー20周年を迎える8月20日のライブですが、
今年の公演をもって毎年8月20日に行っている単独ライブを最後にしたいと考えています。
ものすごく苦しい選択でした。

昨年、声帯の手術を終え、リハビリを重ねて過ごしてきましたが、
何度のなく声を出してみても、手術前に抱いていた不調を乗り越えることはできませんでした。
ライブやコンサートというものは、自分自身の気持ちだけで一方的に成り立つことはできません。
そこに貴重な時間やお金を割いてくださっているファンの方々があってこそ、
はじめて歌い手はステージの扉を開き、歌をうたうことができます。
皆様の前に立つ以上、精一杯の、それ以上のパフォーマンスを届けたい、そう思ってこの8月20日のライブを創り上げてきましたが、
声帯を思うようにコントロールできなくなっている今の状況では、今後この大きなライブをやり遂げてゆくことが根なんだと痛感しました。

是が非でも続けたいと思っていました。大切だからこそ、
どんな言い訳も貧しくて、とても弱くて、身勝手な気がして…。
ただ、最高のものをお伝えしたいと思うこの日だからこそ、
ファンの皆様に生半可な歌声を届けることは、私にとって心が切り裂かれそうなほどつらいことです。
どうか少しでも、ご理解いただけると幸いです。

今年は1つの区切りになる820です。
私からお伝えしたいことは、今からできる最高の準備をして、応援していただいているみなさまに20周年の感謝の気持ちを全力で届けたい…。
私自身が出せるありったけの歌を言葉にして。
そんな節目となる最後の8月20日を迎えられたらと思っています。
この日に立ち会っていただけたらとても嬉しいです。

川嶋あい

【スタッフコメント】

僕には確信があった。僕らには絶対があった。
「川嶋あい」がいたから今こうして僕らがいる。
彼女がいたから僕らがこうして集まれた。過信かもしれないが、彼女も僕らがいたからいまがある。
だから僕たちは運命も宿命も全部ひっくるめて何も誰も変えることのできない唯一無二だって…。

でも、それはもしかしたら違ってたのかって…打ちのめされた。
だって… 彼女にとって大切な大切な820が、彼女にとってとてつもなく大きな悩みになっていたこと。
誰にも相談することできず一人でそこに立ち向かってたこと。
すっかり回復したと思っていた喉が全然改善されていなかったこと。
ひとりでそれを深く悩み毎日毎日苦しんでいたこと…。

だから僕は何日も落ち込んだ。
そしていっぱいいっぱい考えて彼女と向き合った…。
そして彼女から「声が全然戻らないこと、歌をベストな状態で届けられないこと、
8月20日という日に歌いたい歌をうたえない自分がいるんだったら死んだ方がいい…」って。

僕は分かっていたけど心がムチャクチャ動揺し、鼓動がどんどん増していったのを今も覚えている。
ただ冷静に彼女に悟られることないよう淡々と聞いていた。
「どうしたい?」の問いに一言
「8月20日を来年最後にしたいです」と答えた。
みていられなかった。
思っていたよりずっとずっと深かった…。
そしてやれることはひとつしか思いつかなかった。
悩み、苦しみから解放してあげること。
だから答えた
「そうしよう」って。

お母さんの命日。
彼女がお母さんに見せてあげたかった渋谷でのステージ。
いつしか、そのステージは「僕たちスタッフ」の思いをのっけて、
そしてそれがいつしかとてつもなく大きな大きな責任になっていた。
そして僕らはそれに気づいてやることが出来なかったこと。
そのことに心から悔やんだ。

コンサートの計画、セットリスト準備が進んでゆく中、それ以来どちらからも触れることのない820の今後。
僕はその間この20年を何度も振り返りながら大きな決断をしていました。
僕がプロデューサーとして、彼女を16歳から見てきた代表としてしっかりとタオルを投入しようって。
来年からこの日をお母さんとの時間に返してあげよう。
僕らの会社の設立は11月1日。正月、お盆、クリスマス、世の中にもいろんな行事イベントがあります。
でも僕らにとって一番大切な日は8月20日なんです。
そこは永遠に変わらない大切な日なんです。
5月もはやギリギリのタイミングになって8.20について最後のミーティングをすることになります。
そして、8月20日を今年最後にすることを決めました。

一番気にしていたのはずっとずっとこの日を待ってくれているファンの方々のこと。
だけど、「そこはいいって…」ってか絶対わかっていただけるって…。
だから8月20日をお母さんとの時間に戻すことを理解してやってください。
心よりお願い申し上げます。

2003年8月20日この日のこと僕は忘れない
たった一人で2000枚近くのチケットを売り切り、
たくさんの歓声の中ありったけの持てる力をふり絞り歌い切ったあの日の事を。

暗闇の中で体の芯から震えて涙が意味わからないくらい落っこちてきて…
17歳の子が命かけて歌うんだからあんなの見せられたらこの先僕らの人生であの瞬間を超える事なんてできないよって…

僕たちつばさグループは学生と僕と川嶋とほんの数人で20年前立ち上げました。
今やアーティスト、タレントも30組。
後輩アーティストからは2020年、2022年と3年間で2度のTikTok大賞を獲得。
20年の彼女の足跡の後に確実に新しい命がつながれていっています。
みんなみんなあのときのちっちゃな少女のおかげなんです。

2023年8月20日
僕たちの、みなさんの、彼女自身の820を最後にします。
20年前、震えながら泣いたあの日、決して超えることのない人生で一番だったあの日…
もし超えることができるとするなら…
いや絶対にこの日、あの8月20日を越えてみせる。そんな思いで僕らは臨みます。

彼女の、皆さんの、僕らの、最後の820にお付き合いください。
20年前のあの日のように…。
よろしくお願いいたします。

つばさグループ代表
吉永 達世

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